思ってたのと違う社会人デビュー
学生時代はほぼバイト一色でした。
彼女とは3年くらい続きましたが、私が調子に乗って、他の女子を口説いてるのがバレて振られてしまいました。
振られた状態で卒業を迎え、それと同時に就職することになりました。
地方に配属され、初めて一人暮らしすることになりました。この時は、正直テンション爆あがりでした。「夜遊びしたい放題、かわいい女子連れ込み放題じゃん」そんなことしか考えてませんでした。こんな淡い期待は、徐々に打ち砕かれていきました。
縁もゆかりもない地方に一人で配属されたということは、会社の人以外知り合いはいないということです。会社には、単身赴任のおっさんか、一般職のおばさんしかいません。
毎晩単身赴任のおっさんに連れ回されましたが、行くのは信じられないくらい渋い居酒屋ばかりでした。そのような店なので、当然、店主や集まるお客さんも、親ほど年が離れた人ばかりでした。
毎日連れ回されるので、時間はない。
かわいい女子どころか、同年代の友人すらいない。という檻の中のような状況でした。
ただ、おっさんだらけの会社に入り、おっさんとだけ付き合って、そんな生活を卒無くこなす自分格好いい・大人っぽい。と心のどこかで思ってました。
とにかくめちゃくちゃモテない
チャンスは土日しかないけど、どうしようかと考えました。
そこで思い付いたのは、「若者が集まるこじんまりとした居酒屋に通い、若者コミュニティを広げること」でした。
そこから女子との出会いにもつながるのではないかと考えたのです。
若者コミュニティ広げる作戦は正解でした。
居酒屋に通ううちに、同年代の男友達が出来ました。このこと自体も楽しかったですが、男友達が出来たおかげで、同年代女子と話す機会も出来ました。ここまでは、成功でした。
しかしながら、女子に全然相手にされないのです。
学生時代はモテたのに、なぜこんなにもモテなくなったのかわかりませんでした。
地方でしたので、地域性かなとも考えましたが、あまりにも相手にされないので、それだけが問題じゃないということは、感覚的にわかりました。
学生時代にちょっとしたモテ期はありましたが、元来モテない人間だったんだよな・・・ということを思い出しました。ここで学生時代モテ期の自分との違いについて考えはじめます。
モテない原因を分析し始める
学生時代モテ期の自分は、セレクトショップでたくさん服を買っていたな、ということに気付きました。最近服を買っていないからモテないんだという思考になりました。
第3者の意見も聞いてみようと思いました。
仲の良い会社のおばさまに、冗談めいた感じで相談してみました。「最近はガチで全然モテないんですよ。なんでですかね?」と。
返ってきた言葉にしびれました。
「おっさんくさい。老けてるからだよ。」と、おばさんに言われました。「平社員なのに課長みたいだしね」とも言われました。
ショックでした。
しかし、これで「答えが出た!」と思いました。
「服装を変えればモテるようになる」と思いました。それから頻繁にセレクトショップに服を買いに行くようになりました。
セレクトショップの服なので、おしゃれなものばかりです。結構奇抜なものも買いあさるようになりました。気が付けば、クローゼットの中身が一新されてました。
環境も対策も万全な状況で
若者コミュニティもあるし、服装もおしゃれだし、会社でも活躍しているし、モテないわけがないという自信に満ち溢れた生活が始まりました。心の中はまさに無双状態です。
ところがなぜかモテません。
合コンなんかもかなり参加しましたが、なかなか相手にされません。
男友達はモテてるのに自分だけ上手くいきません。対策も万全なはずなのにおかしい。
もはやどうすれば良いかわからない状況でした。
悶々としている中、転機が訪れます。私に言い寄ってくる女子が現れたのです。有頂天になりました。
これを逃すわけにはいかないと、誘惑に乗り、彼女と付き合うことになりました。
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